高性能な熱分析装置で多様な測定ニーズに対応
島津製作所
おすすめポイント
温度変調DSCにより複雑な熱イベントを分離解析できる
独自の差動型天びんを採用した高精度なTG-DTA/DSCが強み
コンパクトな設計で省スペースに優れる。信頼性が高く、幅広い分野の品質管理で定番
基本情報
| 種類 | DSC/TGーDTA |
|---|---|
| 対応分野 | 高分子材料/医薬品/食品 など |
| ソフトウェアの特徴 | LabSolutions ソフトは他装置と共通 |
| サポート体制 | ・保守サービスによる運用支援 ・講習会や技術情報を提供 ・FAQ・取扱説明書を公開 ・グループ会社の豊富な人材を活用 |
| 会社概要 | ■株式会社島津製作所 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
製品紹介
島津製作所の特徴①:高感度な示差走査熱量計
島津製作所が展開する示差走査熱量計は、新材料開発のための分析を簡単操作で実現する熱分析装置です。室温以下の低温測定から高温領域にいたるまで、安定したベースラインと最高レベルの高い感度を備えている点が大きな魅力です。全温度範囲で安定したベースラインと高い感度を実現
示差走査熱量計の「DSC-60 Plusシリーズ」は、新型ディテクターと加熱炉ユニットを採用しています。これにより、-140〜600℃という測定温度の全範囲において極低温から高温まで安定したベースラインを実現し、DSCとして最高レベルの高い感度を示します。また、熱量測定範囲も±150mWと広いダイナミックレンジを確保しているため、高分子材料や医薬品、食品などの研究開発、品質管理分野における材料のキャラクタリゼーションで威力を発揮します。さらに温度変調DSCシステムを使えば、反応が重なっているような複雑なデータの分離や解析も可能です。
特別な付属品を追加せず室温以下の測定や試料交換が可能
「DSC-60 Plusシリーズ」は、室温以下の測定が必要な場合でも特別な付属品を追加することなく、液体窒素用冷却槽を用いて簡単に実施できるのが特徴です。また、試料セット温度機能を搭載しているため、連続した測定の試料交換を結露することなく迅速に行うことが可能です。ほかにも、日々の分析作業をより簡単にするための「テンプレート機能」や「解析範囲の設定機能」などの便利な機能も備わっています。さらに、新設計の加熱炉ユニットにより、加熱速度20℃/minで室温〜300℃まで加熱した場合でも約20%以上消費電力(島津製作所比)を低減したエコフレンドリーな設計となっており、室温以下の測定についても液体消費量は30%以上(島津製作所比)少なくなっています。
島津製作所の特徴②:高機能なTG/DTA同時測定装置
島津製作所は、熱重量と示差熱を同時に測定できる高感度な熱分析装置もラインアップしています。基本性能の向上はもちろんのこと、各種の反応や特殊雰囲気ガスによる試料との相互作用を観測できるフレキシブルな設計です。ロバーバル機構の採用による高精度な定性・定量分析
TG/DTA同時測定装置の「DTG-60/60Hシリーズ」は、融解などによる試料の重心の変化によって感度が変わらないロバーバル機構を採用しています。これにより、高感度かつ高ワイドレンジな測定を可能にしています。TG/DTA測定では、各種の反応や特殊雰囲気ガスによる試料との相互作用を観測することで、定性・定量分析や反応機構の検討、耐熱性を評価します。各種雰囲気ガスとのさまざまな応用にもフレキシブルに対応できるよう考慮されており、LabSolutions TAによるデータ収集・解析と組み合わせることで快適な測定を実現します。加えて、独自の「テンプレート機能」によって、補正や解析、レポート出力のレイアウト設定を自動で行うことも可能です。
設置場所をとらないオートサンプラーによる自動化
自動で測定を行いたい方に向けて、オートサンプラーモデルである「DSC-60A Plus」や「DTG-60/60Hシリーズ」のオートサンプラーモデルが用意されています。オートサンプラは本体内蔵タイプとなっているため、設置場所をとりません。24個の試料を載せることができ、夜間や休日の連続自動運転によるハイスループットを実現します。空セルや試料重量の自動測定のほか、シールセルへの自動穴あけ機能により揮発性試料の正確な定量測定も可能です。さらに、テンプレート方式で自動測定・解析・プリントアウト(ファイル保存)の設定も簡単に行えるという特徴があります。緊急試料も簡単に割り込める通常測定に対応し、充実したセーフティ機能で無人運転時にも十分な安全対策を装備しているのが魅力です。
島津製作所の特徴③:充実した冷却システムとワークステーション
島津製作所の熱分析装置は、目的に応じて選べる低温測定用アタッチメントや、快適な操作性とデータの信頼性を追求した熱分析装置用ワークステーションによって、日々の業務を強力にサポートします。用途に合わせて選択できる2種類の低温測定用アタッチメント
「DSC-60 Plusシリーズ」では、低温測定用のアタッチメントを2種類利用できます。-130℃までの冷却が行える液体窒素冷却システム「TAC-60L」は、タンク内の液体窒素残量に応じて内圧を最適に制御し、供給流量を常時一定に維持してベースラインを安定させます。必要なときだけ冷却して窒素消費量を節約する機能や、オートサンプラ連続測定に対応した背面レイアウトが特徴です。一方、電気冷却アタッチメント「TAC-60i」は液体窒素不要の電気冷却式で、換気の配慮や事前の準備なしで-50℃までの冷却測定が行えます。
直感的な操作とデータ信頼性を高めるLabSolutions TA
熱分析装置用ワークステーションである「LabSolutions TA」は、ひと目でわかる機能が充実した快適な操作性を備えています。スタート画面で装置の稼働状況を確認でき、直感的な操作で測定から解析、レポート出力までスムーズに行えます。独自のテンプレート方式による自動補正や自動解析、レポートの自動作成機能により生産性が向上するでしょう。さらに、データの信頼性を担保するためのオーディットトレイル機能や、高度なセキュリティ、ユーザー管理機能を搭載しています。厚生労働省コンピュータ化システム適正管理ガイドラインやPIC/S GMPガイドライン、米国FDA 21 CFR Part 11に代表される電子記録・電子署名(ER/ES)に関する規制に対応しており、その信頼性の高さがうかがえます。

