食品業界向け熱分析装置おすすめ3選

公開日:2026/07/30
【事前・食品 熱分析機・タイトル】食品業界向け熱分析装置おすすめ3選

熱分析は、食品業界の原料の品質評価や製品開発、保存性の検証において重要な役割を担っています。チョコレートや乳製品、油脂などは温度変化によって物性が変化するため、融解や結晶化、ガラス転移などを正確に把握することが欠かせません。本記事では、食品業界で活用しやすい熱分析装置のおすすめ3機種を紹介します。

DSCvesta2(リガク)

vesta2(リガク)の画像
引用元:https://rigaku.com/ja/products/thermal-analysis/dsc/dscvesta2
会社名リガク・ホールディングス株式会社
住所東京都昭島市松原町3-9-12
TEL042-545-8111
リガクのDSCvesta2は、高い測定精度と優れた操作性を兼ね備えた示差走査熱量計です。食品業界では、チョコレートやマーガリン、乳製品、冷凍食品などの熱特性評価に活用できます。

融解温度や結晶化温度、ガラス転移温度などを高精度で測定できるため、製品の品質管理や配合設計に役立ちます。DSCvesta2の大きな特徴は、業界初とされる自己診断機能「vestaeye®」を搭載している点です。

装置内部の状態を常時監視し、潜在的なトラブルを早期に発見できるため、安定した測定環境を維持しやすくなっています。食品メーカーでは継続的な品質管理が求められるため、装置の信頼性向上は大きなメリットといえるでしょう。

また、測定温度範囲は最大で-180~725℃と広く、冷凍食品の低温特性評価から高温加工食品の研究まで幅広い用途に対応可能です。さまざまな冷却オプションを選択できるため、食品の保存条件や加工条件に応じた測定が行えます。

さらに、オートサンプルチェンジャーを搭載した場合は最大52試料をセットでき、最大1,000回の連続測定にも対応します。多数のサンプルを評価する必要がある食品メーカーや受託分析機関では、測定作業の効率化につながります。食品のロット管理や研究開発部門での大量評価に適した装置です。

DSC-60 Plusシリーズ(島津製作所)

DSC-60 Plusシリーズ(島津製作所)の画像
引用元:https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/differential-scanning-calorimeters/dsc-60-plus-series/index.html
会社名株式会社 島津製作所
住所京都市中京区西ノ京桑原町1番地
TEL075-823-1111(代表)
島津製作所のDSC-60 Plusシリーズは、高感度測定と優れた操作性を両立した示差走査熱量計です。食品業界では、油脂類の結晶化挙動や冷凍食品の凍結・融解特性、粉末食品の保存安定性評価などに活用されています。

研究開発から品質管理まで幅広い用途に対応できる点が特徴です。本シリーズは-140~600℃の広い温度範囲で安定した測定を実現しています。

液化窒素を利用することで低温領域の測定も可能となり、冷凍食品やアイスクリームなどの品質評価にも対応できます。食品の保存温度変化による物性変化をくわしく解析したい場合に有効です。

また、安定したベースライン性能と高感度測定により、わずかな熱変化も検出できます。食品原料に含まれる脂質や糖質の相転移、結晶構造の変化などを詳細に評価できるため、製品品質の向上や製造条件の最適化に役立ちます。

オプションとしてTM-DSC(温度変調DSC)にも対応しており、通常のDSCでは分離が難しい熱現象を解析できる点も魅力です。たとえば食品中で重なって発生する熱現象を分離して解析できるため、より高度な研究開発に活用できます。

さらに、LabSolutions TAソフトウェアによって測定から解析、レポート作成までを効率的に行えるため、日常業務の負担軽減にもつながります。

熱分析システム DSC3(メトラー・トレド株式会社)

熱分析システム DSC3(メトラー・トレド株式会社)の画像
引用元:https://www.mt.com/jp/ja/home/products/Laboratory_Analytics_Browse/TA_Family_Browse/ta-instruments/thermal-analysis-system-DSC-3.html?_gl=1*130qp3m*_up*MQ..&gclid=CjwKCAjw1NK4BhAwEiwAVUHPUJWteD9C3muK5vYX_RMoqBR-R56vF-wAg6JMpA3-lWMR16ot0v_dWBoCcK8QAvD_BwE
会社名メトラー・トレド株式会社
メトラー・トレドのDSC3は、高い感度と拡張性を備えた熱分析システムです。食品業界では、チョコレートの結晶多形評価や乳製品の脂肪結晶解析、乾燥食品のガラス転移温度測定など、多様な用途で役立ちます。

食品の食感や保存安定性を左右する熱的挙動を詳細に把握できる点が特徴です。DSC3は高性能センサーを搭載しており、微小な熱変化を高精度に検出できます。

食品原料のわずかな品質差や配合変更による熱特性の違いも把握しやすく、研究開発段階でのデータ取得に適しています。とくに高付加価値食品や機能性食品の開発では、こうした高感度測定が重要になります。

また、幅広い温度領域で安定した測定が可能であり、冷凍保存から加熱加工までさまざまな条件を再現できます。食品は製造工程や保管環境によって品質が変化するため、実際の使用環境に近い条件で評価できる点は大きな利点です。

さらに、解析ソフトウェアとの連携により、融解ピークや結晶化ピーク、比熱変化などを効率的に評価できます。複数サンプルの比較や品質基準の作成にも活用しやすく、品質保証体制の強化にも役立ちます。

食品メーカーでは、新製品開発だけではなく既存商品の品質維持にも貢献する熱分析システムとして導入されています。

まとめ

食品業界では、製品の品質や保存性、安全性を確保するために熱分析装置の活用が欠かせません。DSCvesta2は自己診断機能や大量連続測定に強みをもち、品質管理の効率化に適しています。DSC-60 Plusシリーズは高感度測定と優れた操作性を備え、研究開発から品質管理まで幅広く活用できます。DSC3は高精度な熱分析と高度なデータ解析に対応し、食品の熱特性を詳細に評価したい企業に適しています。目的や測定対象に合わせて最適な装置を選定することで、食品開発や品質向上をより効果的に進められるでしょう。

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おすすめの熱分析装置メーカー5選比較表

イメージ引用元:https://rigaku.com/ja/products/thermal-analysis引用元:https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/analytical-systems/thermal-analysis/引用元:https://www.tainstruments.com/%e8%a3%bd%e5%93%81/thermal-analysis/?lang=ja引用元:https://netzsch.co.jp/引用元:https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/index.html
会社名リガク日立ハイテクアナリシスTAインスツルメントNETZSCH島津製作所
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら
種類DSC/STA (TG-DSC)/TMA/発生ガス分析装置 などDSC/STA (TG-DSC)/熱機械分析装置/DMADSC/STA (TG-DSC)/TGA/高圧ーTGA/DMA/TMA/蒸気吸脱着分析装置DSC/STA (TG-DSC)/TGA/DIL/TMA/DMA などDSC/TGーDTA
対応分野化粧品/繊維・高分子/セラミックス・ガラス/材料科学/金属・合金/製薬・医薬品/プラスチック・ゴム/ポリマー/有機素材/無機材料/断熱材/建築材料/熱電材料/エネルギー/石油記載なしポリマー/複合材料/医薬品/食品/エネルギー/石油/無機化学/有機化学 などポリマー/有機素材/セラミック・ガラス/金属・合金/無機材料/断熱材/建築材料/熱電材料 など高分子材料/医薬品/食品 など
ソフトウェアの特徴・保護機能・ガイダンス機能の充実
・装置使用履歴リストによる管理・保守
・他社データにも対応する優れた互換性
・EVO3シリーズには自己診断機能を搭載
・ライセンスフリーの解析ソフト
・見やすいアイコン・使いやすいリボン
・ガイダンス機能あり
・タッチパネル操作・アクティブスケール
・画像挿入・画像編集 など
・ガイド付き手法・事前定義済み手順
・90種類以上の解析モデル・高度なデータ解析機能
・LIMS連携・SON形式エクスポート対応
・熱分析データの解析や自動評価
・反応速度解析・熱挙動シミュレーション
・AI解析・データ統合プラットフォーム
LabSolutions ソフトは他装置と共通
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