電子・半導体業界向け熱分析装置おすすめ3選

公開日:2026/07/30
【事前・電子・半導体 熱分析機・タイトル】電子・半導体業界向け熱分析装置おすすめ3選

半導体パッケージ材料や封止材、基板材料、電子部品用樹脂などは温度変化によって性能が大きく左右されます。そのため、電子・半導体業界では、熱特性の正確な評価が不可欠です。そこで活用されるのがDSC(示差走査熱量計)をはじめとする熱分析装置です。本記事では、電子・半導体業界で活躍するおすすめのDSC装置を3機種紹介します。

DSCvesta2(リガク)

vesta2(リガク)の画像
引用元:https://rigaku.com/ja/products/thermal-analysis/dsc/dscvesta2
会社名リガク・ホールディングス株式会社
住所東京都昭島市松原町3-9-12
TEL042-545-8111
電子・半導体分野では、樹脂材料や接着剤、封止材などのガラス転移温度(Tg)や硬化反応、結晶化挙動の評価が重要です。リガクのDSCvesta2は、高い測定性能と使いやすさを兼ね備えた示差走査熱量計として、多様な研究開発や品質管理業務に対応しています。

DSCvesta2の大きな特長は、リガク独自の自己診断機能「vestaeye®」を搭載している点です。測定前や待機中に装置の状態を自動で確認し、異常の早期発見を支援します。

電子材料の評価では測定データの再現性が求められるため、装置状態をつねに監視できる機能は大きなメリットとなります。また、-180~725℃という広い温度範囲に対応しているため、低温域でのガラス転移測定から高温域での熱反応解析まで幅広く実施できます。

電子部品に使用される高機能ポリマーや複合材料の熱特性評価にも適しています。さらに、オートサンプルチェンジャーを利用することで最大52試料の連続測定が可能です。

大量のサンプル評価が必要な半導体メーカーや電子材料メーカーにおいて、測定効率の向上に貢献します。加えて、微小ピーク解析を支援するソフトウェア機能も充実しており、わずかな熱変化を見逃さず評価できる点も魅力です。

Discovery DSCシリーズ(TAインスツルメント)

Discovery DSCシリーズ(TAインスツルメント)の画像
引用元:https://www.tainstruments.com/discovery-dsc-series/?lang=ja
会社名ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社
住所東京都品川区西五反田5-2-4レキシントン・プラザ西五反田6階
TEL(03) 5759-8500
TAインスツルメントのDiscovery DSCシリーズは、高感度測定を重視する電子・半導体分野で高い評価を得ているDSCです。半導体パッケージ材料や高機能フィルム、電子部品用樹脂などの熱挙動解析にも活用されており、研究開発用途から高度な材料評価まで幅広く利用されています

電子材料では、わずかなガラス転移や結晶化挙動の違いが製品性能に大きな影響を与えることがあります。Discovery DSCシリーズは高い熱流束性能と優れたベースライン安定性を備えており、微細な熱変化の検出に適しています。これにより、新規材料開発時の特性評価や材料比較を高精度で実施できます。

また、半導体製造では材料の信頼性評価が重要です。はんだ材料や接着剤、封止樹脂などについて、繰り返し加熱時の熱履歴や劣化挙動を確認するケースも少なくありません。

Discovery DSCシリーズは優れた温度制御性能を備えており、再現性の高い測定結果を取得しやすいことが特徴です。さらに、多様な解析機能を活用することで、材料の熱容量測定や反応解析なども可能です。

先端半導体や電子デバイス向け材料の開発では、単なる融点測定だけではなく、熱による物性変化の理解が重要となるため、総合的な熱分析ツールとして活躍します。

示差走査熱量計(DSC)NEXTA® DSCシリーズ(日立ハイテク)

示差走査熱量計(DSC)NEXTA® DSCシリーズ(日立ハイテク)の画像
引用元:https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/analytical-systems/thermal-analysis/nexta-dsc.html
会社名株式会社 日立ハイテク
住所東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
TEL(03)3504-7111
日立ハイテクのNEXTA® DSCシリーズは、電子材料や半導体関連材料の評価に求められる高感度・高精度測定を実現する熱分析装置です。研究開発部門だけではなく、生産現場における品質管理用途でも導入されています。

電子・半導体業界では、材料の品質ばらつきを抑えることが重要です。NEXTA® DSCシリーズは温度制御性能や測定安定性に優れており、日常的な品質評価において高い信頼性を発揮します。

ガラス転移温度や融点、結晶化温度などを正確に把握することで、製品品質の維持や不良解析に役立ちます。とくに半導体パッケージ材料では、熱膨張や応力発生に関連する熱特性の把握が重要です。DSC測定によって材料の相転移や反応熱を評価することで、実装工程で発生する問題の予防につながります。

また、新規材料開発時には複数サンプルの比較評価にも活用できます。NEXTA® DSCシリーズは操作性にも配慮されており、測定から解析までを効率的に進められる環境が整っています。

そのため、熟練者だけではなく幅広いユーザーが扱いやすく、電子部品メーカーや半導体関連企業の分析業務を支援する装置として注目されています。

まとめ

近年の電子・半導体業界では、高密度実装や小型化、高性能化が急速に進んでいます。それにともない、使用される樹脂材料や接着材料、封止材にはこれまで以上に厳しい品質基準が求められるようになりました。製品性能や信頼性の向上には材料の熱特性を正確に把握することが大切です。今回ご紹介したDSCvesta2は、自己診断機能や高い自動化性能が特長で、多数サンプルの評価に適しています。Discovery DSCシリーズは微細な熱変化を高感度で検出でき、先端材料開発に向いています。NEXTA® DSCシリーズは高い安定性と操作性を兼ね備え、研究開発から品質管理まで幅広く活用できます。用途や評価対象に応じて最適な装置を選定することが重要です。

PR“測るだけでは終わらない”熱分析装置とは?解析力・拡張性・サポート体制に注目

おすすめの熱分析装置メーカー5選比較表

イメージ引用元:https://rigaku.com/ja/products/thermal-analysis引用元:https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/analytical-systems/thermal-analysis/引用元:https://www.tainstruments.com/%e8%a3%bd%e5%93%81/thermal-analysis/?lang=ja引用元:https://netzsch.co.jp/引用元:https://www.an.shimadzu.co.jp/products/thermal-analysis/index.html
会社名リガク日立ハイテクアナリシスTAインスツルメントNETZSCH島津製作所
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら
種類DSC/STA (TG-DSC)/TMA/発生ガス分析装置 などDSC/STA (TG-DSC)/熱機械分析装置/DMADSC/STA (TG-DSC)/TGA/高圧ーTGA/DMA/TMA/蒸気吸脱着分析装置DSC/STA (TG-DSC)/TGA/DIL/TMA/DMA などDSC/TGーDTA
対応分野化粧品/繊維・高分子/セラミックス・ガラス/材料科学/金属・合金/製薬・医薬品/プラスチック・ゴム/ポリマー/有機素材/無機材料/断熱材/建築材料/熱電材料/エネルギー/石油記載なしポリマー/複合材料/医薬品/食品/エネルギー/石油/無機化学/有機化学 などポリマー/有機素材/セラミック・ガラス/金属・合金/無機材料/断熱材/建築材料/熱電材料 など高分子材料/医薬品/食品 など
ソフトウェアの特徴・保護機能・ガイダンス機能の充実
・装置使用履歴リストによる管理・保守
・他社データにも対応する優れた互換性
・EVO3シリーズには自己診断機能を搭載
・ライセンスフリーの解析ソフト
・見やすいアイコン・使いやすいリボン
・ガイダンス機能あり
・タッチパネル操作・アクティブスケール
・画像挿入・画像編集 など
・ガイド付き手法・事前定義済み手順
・90種類以上の解析モデル・高度なデータ解析機能
・LIMS連携・SON形式エクスポート対応
・熱分析データの解析や自動評価
・反応速度解析・熱挙動シミュレーション
・AI解析・データ統合プラットフォーム
LabSolutions ソフトは他装置と共通
サポート体制・コールセンターと全国の営業所が連携
・修理・点検・保守契約による安定運用を支援
・講習会やオンデマンド講座
・無料での実技定期講習会
・Youtubeでのオンデマンド講座視聴
・メンテナンス動画をHPで公開
・10年間の部品提供保証
・12年間のサポート対応保証
販売代理店が修理・点検可能・専門技術者によるアフターサービス
・導入後の継続的な運用支援
・導入時の設置・操作トレーニング
・電話サポート・出張修理
・定期点検・校正サービス・10年間の部品提供保証
・保守サービスによる運用支援
・講習会や技術情報を提供
・FAQ・取扱説明書を公開
・グループ会社の豊富な人材を活用